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816話

真っ白な双峰がそびえ立ち、誘惑的な雰囲気を漂わせている。

思わず見とれてしまった。

静姉さんはもう恥ずかしさのあまり目をきつく閉じ、顔は血が滴り落ちそうなほど赤くなって、鼻を鳴らしながら叫んだ。「小寧、憎いわ、本当に憎らしい」

静姉さんのその言葉を聞いて、胸が痛んだ。

だが、静姉さんの痛みに比べれば、私は彼女を制することなく、そのまま彼女のその場所に口づけた。

一口吸い込むと——

ん。

静姉さんは思わず甘い声を漏らし、両手が私に抱きついてきた。首を振りながら叫ぶ。「ダメ、やめて、小寧、お願いだから、やめ、やめてよ」

静姉さんの言葉など構わず、私は治療を続けた。

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