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808話

「ただ、肖小跃を見てると、急に彼女が本当に美しいと気づいてしまった。

もちろん、その言葉は口に出さず、ただ呆然と肖小跃を見つめていた。

「私の顔に何かついてる?」肖小跃は眉をわずかに寄せた。

「いや、何もないよ」

私はそのまま答えた。

「じゃあなんでずっと見てるのよ?」肖小跃は私を睨みつけると、バッグを手に取って言った。「もう行くわ。また今度来るから」

「ああ、いいよ」

私は肖小跃の丸みを帯びた体を見つめながら、自然と彼女が次に来てくれることを期待していた。同時に、次回はこんなに簡単に済ませるわけにはいかないとも考えていた。彼女のしてくれたことも気持ち良かったが、結局本番までいか...