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803話

薄暗い灯りの下で。

静姉は湯上りのタオルに包まれ、白く美しい肩を露わにしていた。その艶やかな足は思わず目を奪われるほど。ゴクリと僕は唾を飲み込み、首を振った。「何でもないよ」

そう言いながら思わず静姉に近づき、抱きしめた。「静姉、本当に綺麗だよ」

静姉は僕を押しのけた。「もう、何が綺麗よ。私はもう子持ちのおばさんなのよ。まだ髪を乾かしてるんだから、さっさと寝なさい」

「うん…」

僕は落胆して、ベッドへ向かった。

静姉はすぐに髪を乾かし終えてベッドに入ってきた。僕はゆっくりと彼女に寄り添い、手を伸ばして抱きしめた。静姉は目を細めたまま僕を制止しなかった。僕は彼女の魅力的な唇を見つめ、...