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795話

「へへ、静姉さん、こんなに美しいあなたを、いくら見ても足りないよ」

脳がショートして、思わずそんな言葉を口にしてしまった。

静姉さんは顔を真っ赤にして走り去った。洗面を終えた後、私は店に戻ろうとしたが、静姉さんが私を引き止めて言った。「まだ帰らないで。この後、友達が来るの」

「友達ですか?」

私は眉をひそめた。

静姉さんはうなずきながら笑って言った。「うん、親友なんだけど、子供が生まれて一ヶ月なのに母乳が出なくて。専門家にもいろいろ診てもらったけど、何の効果もなかったの。だから、あなたに見てもらおうかと思って」

静姉さんの友達なら断る理由もない。私はうなずいて「わかりました」と答え...