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790話

「あっ」静姉さんの顔に赤みが差した。

私はすぐに理解し、恥ずかしそうな静姉さんを見つめながら微笑んで、棚から搾乳器を取り出して静姉さんに渡した。以前、同じ悩みを持つお客さんがいて、何個か買っておいてもらったんだ。彼女は一つだけ使って、残りは店に置いていったのだ。

「静姉さん、義兄さんが出張中なら、これを試してみるしかないですね」

「これ、何なの!」静姉さんは搾乳器を見て、美しい眉をたちまち寄せた。

「搾乳器ですよ!」私は搾乳器を静姉さんに差し出した。「これを試してみてください。吸引力が強いから、効果があるはずです」

「そう…」

静姉さんは小さく頷き、搾乳器を受け取ると、またしても眉...