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626話

「このモウ・バーときたら、色欲に目がくらんでいるだけじゃなく、シャオ・シートウのような小さな流れ者の歌手を飼いならして、金儲けの道具にするなんて、本当に人間じゃないわ」

メイ姉さんの美しい顔立ち、赤い服に包まれた魅惑的な体つき、豊かな胸、引き締まったヒップ、なめらかな長い脚、そして牛乳のように白い肌を見て、モウ・バーは思わず涎を垂らしそうになった。

しかし、モウ・バーはやはり欲深い不良だ。女は好きだが金の方がもっと好きで、なんとメイ姉さんに、もし気に入ったならシャオ・シートウを売ってもいいと持ちかけてきた。そんな言葉は本当に吐き気がする。

モウ・バーの言葉を聞いて、メイ姉さんは一瞬怒りに...