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47話

小叔母は時計を見てから、私に言った。「小寧、もう行かないとね。明日また改めてゆっくりするから」私は名残惜しそうに頷いた。確かにこれ以上は引き伸ばせない時間だった。

腕の中から小叔母をそっとベッドに下ろし、立ち上がった。小叔母はティッシュを数枚差し出しながら、じっと私を見つめ、恥ずかしそうに言った。「後でお風呂入るから、その後LINEするね」

私は頷き、小さな声で「小叔母さん、じゃあ先に失礼します」と告げた。

「ええ、行ってらっしゃい」小叔母はそう言うと、アイマスクを取り出して装着し、体を丸めるようにベッドに横たわった。

私はもう一度小叔母を見つめ、ようやく万感の思いを胸に、身を翻して部...