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441話

私は店主の肩に手を置き、慎重に耳打ちした。最初、店主は私の意図を理解できなかったが、少し考えてから、ようやく私の言わんとすることが分かったようだ。

「ああ！」と小さく頷き、店主は64度の高粱女皇を一箱持ち出し、階下に運んだ。

「うわ、このお酒すげえ辛ぇな？」

チンピラたちは高粱女皇を手に取るなり口に流し込んだ。普段から酒を飲んではでかい口を叩くのが常だった彼らは、この小さな食堂の酒など自分たちを酔わせることなどできないと思い込んでいた。

だが酒が腹に入るや否や、彼らはたちまち持ちこたえられなくなった。あまりに勢いよく飲んだせいで、顔は一気に赤くなり、それでもなお文句を言い続けていた。

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