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429話

その厚み感は、触れた途端に柔らかさを感じさせ、心の奥までたまらない満足感を与えてくれた。

手で触れて分かったのは、李倩がレース付きの下着を身につけていること。そのレースの縁が伝える微かな痺れるような感触は、とても言葉では表現できないものだった。

「パン!」さらに一線を越えようとした瞬間、李倩の平手打ちで目が覚めた。

「小寧、あなた私のことを何だと思ってるの?ここは会社よ。私の部屋にはカメラまで設置されてるのよ。あなたが私にセクハラしている場面が撮られたら、立つ瀬がなくなるわよ」

何か言い返そうとしたが、李倩はすかさず言葉で切り返してきた。

確かに李倩の言うことにも一理ある。李飛を打ち...