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410話

「一体自分に何が起きているのか分からない。頭の中では常に秋桃というこの尤物のことが離れない。

私の脳裏では絶え間なく妄想が広がっている。秋桃という娘を手に入れられたら、その味わいは小おばさんたちとはまったく違うだろうという妄想だ。

他の男も私と同じように、複数の美女と関係を持ちたいと思っているのかどうか分からない。

自分のこんな一面を憎むこともあるが、一度秋桃のあの目を見張るような魅力を目にすると、すべての原則をまとめて綺麗さっぱり忘れてしまう。

こんなにも艶やかな美少女を前にして、手に入れなければ「恋愛の達人」という称号が泣くと思えるほどだ。

「お兄さん、後ろを見ないでくださいね。...