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338話

「少し失礼な質問かもしれませんが、王秘書のような長年放蕩に身を任せてきた方々は、きっと独自のやり方があるのでしょう。ただ、それは彼女たちの秘密で、私のような素人には教えてくれないものだと思っていました」

私は試しに王秘書に尋ねてみただけだったのに、彼女はなんと答えてくれたのだ。「そういう面では確かに能力を高める技があるわ。でも、元々の資質が一番大事よ。どんな技を知りたいの?後でゆっくり教えてあげる」

王秘書の返答は艶めかしく情感たっぷりで、その言葉に私の弟分はまたも威勢よく立ち上がった。私は切実に言った。「ぜひ、王秘書、今すぐ教えてください」

もたもたしていたせいで、ついに我慢できなくな...