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33話

「私、汗をかいちゃったから、シャワーを浴びたいわ」と叔母さんが小さく怒った声で言った。そう言うと、誰かが歩く足音が聞こえ、部屋のドアが開く音がした。叔母さんが浴室に入ったのだろう。

シャワーの水が流れる音が聞こえ始めると、私は名残惜しく自分の部屋へと戻った。

ベッドに横たわりながら、私の胸はずっと高鳴り続けていた。

今日は叔母さんとの最終的な一線を越えることはできなかったけれど、収穫はかなり豊かだったと言える。

一番嬉しかったのは、叔母さんが初めて男性のそこにキスしたのが、他でもない私だということだ。叔父さんでさえ経験したことのない待遇を、私が味わえたなんて、本当に達成感のあることだっ...