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172話

「その話を聞いた私は心の中で驚き、信じられないという顔で程静雅を見つめながら、小声で尋ねた。「静姉さん、頭がおかしくなったの？誰がかばってもいいけど、唯一あなただけはダメでしょう。『悪に加担する』っていう言葉、聞いたことないの？」

程静雅は気まずそうに私を見つめ、小声で言った。「こんなことするのが適切じゃないって分かってるわ。でも、どうしても忍びなくて...彼の奥さんも知り合いなの。とても良い人で、家には生まれたばかりの女の子と三歳の男の子がいるのよ。もし本当に彼を刑務所に送ったら、その家族全員を破滅させることになるわ」

私は彼女に尋ねた。「考えたことある？もし私が上がってこなかったら、あ...