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1109話

「彼女は寝ているわ、大丈夫よ」

私は高麗のことを心配していたが。

だが、心配したところで役に立つことではない。それに高麗が発狂したとき、服を引き裂き続け、息を荒げながら「やめて」と叫び続ける様子は、すでに何度も我慢できなくなっていた。今、紅姉さんがここにいる状況では、とても耐えられない。

私は紅姉さんを押さえつけ、むさぼるように唇を重ねた。

紅姉さんは口元で小さく鼻を鳴らすと、すぐに状況に身を任せた。激しい情事の後、紅姉さんは満足げに唇を舐めながら言った。「小寧、こういうことがどうしてこんなに気持ちいいのかしら?」

「さあな」

私は笑いながら、横を向くとベッドに横たわる高麗の姿が目...