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1032話

「これは……」私は眉を寄せて、少し考えてから言った。「弟子探しは私がやったほうがいいよ。やっぱり私の方が専門的だから」

紅姐はそれを聞いても怒らず、むしろくすくす笑って言った。「そうね、あなたは今や唯一の最高級治療師だもの。私はただの上級レベルで、しかもかなり長い間練習してないしね」

「うん」

私は頷いた。

この件はこうして決まり、食事も終わり話も済んだので、私は紅姐を家まで送った。お互いにそういう気持ちはあったものの、紅姐の両親が家にいたので、遠慮して泊まることはしなかった。

そのまま帰らず、王政に電話をかけた。

今日のことは王政のおかげだ。お礼を言わなければ。

王政に連絡する...