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1031話

紅姉さんは手を伸ばして僕の口を覆い、「小寧、もう何も言わなくていいわ。あなたの心に私がいれば十分よ」と囁いた。

僕は紅姉さんを見つめ、胸が熱くなるのを感じながら、彼女をしっかりと抱きしめた。

こんな思いやりのある女性と出会えるなんて、人生に何を望むことがあろうか。

彼女を抱きしめながら、その体の香りに口づけし、次第に胸の内が熱くなっていくのを感じた。そっと手を伸ばし、紅姉さんの脚から上へと滑らせ、女性の最も神秘的な場所を通り過ぎた。

紅姉さんは小さく声を漏らし、その恥じらう姿が心を揺さぶった。

僕はゆっくりと彼女の唇に近づけ、すべては自然の成り行きだった。

紅姉さんのオフィスで、彼...