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409話

萧沐は呆然と叶希芊を見つめていた。

まるで何か怪物でも見たかのような表情だった。

彼女の心の中で考えていることが聞こえない。彼女の肩に手を置いているにもかかわらず、何も聞こえないのだ。

萧沐は諦めきれず、もう一度目を閉じた。聞こえないはずがないと信じたかった。

しかし、結果は先ほどと同じだった。

叶希芊の考えは何一つ聞こえなかった。

萧沐は慌てた。

彼は突然思い出した。以前、林微然の心の中を覗こうとした時も、今と同じような状況が起きていたことを。

誰の心の声も聞こえなかったのだ。

当時も非常に不安になったが、自分の集中力が足りなかっただけだろうと思い、特に気にしていなかった。

しかし今となって...