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379話

「ほら、あんたがそこで間抜けな顔して頭ぶんぶん振って、何も聞こえてない呆けた様子だったから、普通の状態に戻してあげただけじゃない?」

彼女の二師兄は思わず血を吐きそうになり、震える指で彼女を半ばずっと指さしていたが、自分の武力値では足りないことを悟り、仕方なく腹立たしげに手を引き、脇のデイベッドへ行って座り込み、ぼんやりし始めた。

葉希芊は二師兄を一瞥し、言った。「そこで寝転んでないで、何もしないなんてダメよ。早くメールを送って。それと、私はこれから少し出かけるから、操作を間違えないでよ。そうじゃないと全部台無しになるわ。そしたらあんたは路上生活して、空腹を我慢することになるわよ」

二師兄...