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370話

メールにはこう書かれていた：「こんな遅くまで起きて、まだ仕事をしているのね。あなたが今家にいて、青いファイルの書類を見終わったところで、黄色いファイルを手に取ろうとしているところだということを知っているわ。おやすみ」

林微然はパソコンの画面を見つめ、完全に呆然としていた。

彼女の目は無意識のうちに、脇に置いたばかりのファイルに向けられた。そのファイルは確かに青色だった。

林微然の手は抑えきれずに震え始めた。彼女は必死に内なる恐怖を抑え込み、自分の呼吸を整えた。

そして目を移動させ、まだ手に取っていなかったファイルを見た。そのファイルは案の定、黄色かった。

林微然はもはや内なる恐怖を抑...