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265話

彼女の二番目の師兄は常々、自分は知恵を持ち、風格のある男だと自負し、武力に頼ることを軽蔑していた。

そのため、門下にいた頃から拳法の修行にはあまり力を入れず、逃げる術だけは少し練習していた。

しかし今回、あの魔女のような小師妹は彼に口を開く隙さえ与えず、いきなり武力で対決してきて、彼をすっかり呆然とさせてしまった。

葉希芊は数人の師兄師姐を片付けた後、気分が非常に良くなり、お茶を数口飲んでから、一人ずつの服をめくって、彼らのポケットにあった金をすべて自分の懐に入れた。

彼女の師兄師姐の通帳やクレジットカードなどには一切手を付けなかった。この数人がいかに金に執着しているかは彼女もよく知っていた...