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187話

「ああ、そうだったのか。でも、あの同業者も不誠実だな。お前に注意するよう言わなかったなんて。」

「まあ、彼も怖かったんだろうね」と蕭沐は笑いながら言った。

運転手は頷いた。「確かにな。こういうことは誰だって怖いさ。お前さんももう鳳凰山には行くなよ。ここはな、地元の人間でさえ今じゃ誰も行く勇気がないんだ。外から来た人も噂は聞いているだろうから、近づかないはずだがな」

蕭沐は頷きながら言った。「ご忠告ありがとうございます。さっきから長時間歩いてきて少し疲れたので、少し寝かせてもらいます。目的地に着いたら起こしてもらえますか」

「ああ、いいとも。鳳凰山からタクシーが拾えるところまで歩いてきたんだろう...