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182話

萧沐はその言葉を聞いて瞬時に顔を上げ、王語嫻を見つめて尋ねた。「嫻嫻、どうしたの?何か分かったの?」

「私の体に付いている香水の匂い、どこから来たのか分かったわ」

王語嫻は萧沐を見つめながら、落ち着いた様子で言った。

萧沐はじっと彼女を見つめ、尋ねた。「どこから来たの?」

「あのね、うちの部署に新しく来た副隊長がね、すごく香水を振りかけるのが好きなの。オフィス中が彼の香水の匂いで充満してて、多分オフィスに長くいたから、その香水の匂いが私の服に付いちゃったんだと思う。私はもう慣れちゃって気づかなかったけど、あなたは彼の香水の匂いを嗅いだことがないから、すぐに私の体の匂いに気づいたのね」

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