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126話

蕭沐と張宇は驚いて振り向いた。蕭沐はその女性を見て尋ねた。「何かご用ですか?」

女性は慌てて答えた。「いいえ、ただあなたたちがどこで働いているのか、お名前を聞きたくて。お礼を言いたいので」

蕭沐はそれを聞くと胸を張り、誇らしげな様子で言った。「人民に奉仕するのは我々警察の...」

言い終わる前に、張宇に引っ張られてエレベーターの中に入れられた。張宇は引っ張りながら言った。「何が警察だよ、お前は刑事課に強制退職させられたんだろ、もう警察じゃないよ」

張宇は言い終わると、まだ少し呆然としているエレベーターの外の女性に向かって言った。「俺たちはここで働いてるんだ。美女、時間があったらまた来て...