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961話

太い麻縄が宋陽によって李若藍の身体の下から通され、柔らかな胸を縛り上げていく。

二つの重みのある柔らかさはたちまち圧迫されて真っ赤に染まり、次第に熱を帯びていった。

「義兄さん!痛い!きつすぎる!苦しい!」

胸から伝わる熱い感覚に李若藍は耐えられなかった。

きつく縛られて血が集中することで生じる熱感はどんどん強くなっていく。

やがて、李若藍は胸の感覚が失われていくように感じ、代わりにしびれるような心地よさが胸元から全身へと広がっていった。

李若藍の悲鳴は、宋陽の情けを引き出すことは全くなかった。

宋陽は縄でぎゅっと締め付けられ、大きく赤く腫れ上がった胸を見ながら興奮し、手の中の麻縄を振り回して...