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895話

「まるで嬲るようだ。宋陽にあんな風に揉まれたら、その柔らかさが潰れてしまいそうだ」

罗建勇は思いもよらなかった。妻と間男が、彼が家にいる時に、彼の家で堂々と密会しているなんて。「シャーッ」という音が唐突に止んだ。

ドアの外で激しく絡み合っていた宋陽と鍾麗雅は、はっとして動きを止めた。

二人とも今や欲望が収まらない状態だったが、安全のために宋陽はゆっくりと身を引き、軽く鍾麗雅の尻を叩いた後、何食わぬ顔で足早に寝室へ退き、ベッドの下に潜り込んだ。

鍾麗雅は緊張しながら大きく息を切らし、激しく上下する豊満な胸を軽く叩きながら、深呼吸を繰り返してようやく心を落ち着かせた。

服装と表情を整えて...