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849話

「まったくもう!」

「それに、徐薇、もし教育の仕事が好きなら、公務員試験も受けてみたらどうだい?民間の研修機関では長く続かないよ。ここの大手企業の社長は私の友人でね、ひと声かけることもできるんだが」

宋陽はそう言って、傍らで怪訝な表情を浮かべていた徐薇に微笑みかけた。

「結構です、宋社長。私は研修機関では主に営業を担当していて、収入も悪くないんです。体制内の仕事は好きではないので、ご厚意は感謝します」

宋陽が予想もしなかったことに、この徐薇は宋陽が投げかけた大きな好意をあっさりと断った。それは宋陽に彼女を見直させるには十分だった。

宋陽の豪快で強引な約束を聞いて、三人の若い女性たちは宋陽へ...