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823話

「小陽!ここの物って全部高そうね!私たちは湖畔公園の周りを散歩するだけで十分よ!中に入って見るだけで買わないなんて、笑われちゃうわ」

郭書瑤はやはり農村出身の女性だった。大学時代はキャンパスの花形で、周囲から注目を集める存在だったものの、骨の髄まで染み込んだ農村の気質と、ここ数年の貧しい生活に慣れた考え方は、彼女の魂に深く刻まれていた。

かつておしゃれで輝いていた郭書瑤は、宋軍と過ごした数年で若さと輝きをすっかり失い、紛れもない農村の主婦と化していた。

今日、宋陽がしようとしていたのは、義姉に昔の若さと輝きを取り戻させること。義姉を再び多くの人の目に映る女神に、夢の恋人に変えることだった...