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800話

宋陽はすぐに無力感に襲われた。

母の欲求はどんどん強くなり、どんどん大胆になっている。これからは、自分がもっと体力をつけなければならないようだ。

さもなければ、母にこんな風に搾り取られたら、干からびてしまうではないか?

「トントントン」

ちょうどその時、階段を上る足音がドアの外から聞こえてきた!

陳麗珍と宋陽は驚き、陳麗珍はすぐに体を翻して寝床に戻り、宋陽も息の合った動きで陳麗珍に布団をかけ、まだ熟睡しているふりをした。

わずか数秒の間隔で、馮媛が笑顔でドアを開け、手に肉まんの皿を持ちながら、にこやかに部屋に入ってきた。

「お母さん、まだ寝てるの?もう七時半よ」

馮媛の言葉は途中で途切れ、...