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717話

足音がついにドアの前で止まった。

カツンと響く鈍い足音は、まるで二人の胸に直接響くかのようで、宋陽と秦文曼は二人とも極度の緊張に襲われていた。カチッという音がして、あまりの緊張に、秦文曼は再び自分をコントロールできなくなり、思わず尿を漏らしてしまった。

透き通った薄い黄色の尿が溢れ出し、宋陽の体の周りに直接広がっていく。

二人は恥ずかしさと緊張で顔を見合わせ、お互いの目に緊張と興奮の色を見た。

急ぎ足で鈍い呼吸音が寝室内に響き渡る中、ドアの外の足音はまるで突然消えたかのように、ドアの前で止まったきり、音がしなくなった。

突然の静寂が、二人をより一層緊張させた。

時間が一分一秒と過ぎていき、二人...