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706話

秦文曼は突然何かを思い出したように、ベッドに上がって思う存分発散しようとする宋阳を慌てて押しのけた。

「ちょっと待って!やるなら布団の中に隠れて。また彼が突然入ってきたら、すぐ隠れられるように!」と息を切らせながら艶めかしく言った。

秦文曼の上で思う存分発散していた宋阳はそこでようやく動きを止め、秦文曼の後ろにある布団とベッドを一瞥してから、全身でベッドに横たわった。

「横になって!後ろからするから!」

宋阳はベッドに仰向けになり、布団をめくって少し焦れったそうに秦文曼に言った。

秦文曼は恥ずかしそうに唇を噛み、しなやかな体を宋阳の腕の中に滑り込ませ、宋阳に背を向けた姿勢で、自ら柔らか...