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695話

潤んだ媚びた瞳が、たちまち一筋の霞がかかったような色を帯びていく。

「なんで別々のベッドで寝てるの?仲が悪いの?それとも最近喧嘩でもしたの?」

宋陽は少し好奇心を覚えながら尋ねた。その手の動きは止めることなく、秦文曼の柔らかな胸を撫で、敏感なピンク色の先端を軽く摘み始めた。

敏感な部分が宋陽の巧みな指先に弄ばれ、秦文曼はたちまち身体中に蕩ける心地よさを感じた。思わず「んっ…」と甘い吐息を漏らし、震える声で言った。

「そんなこと聞いて、何になるの?あなたには関係ないでしょ!」

「わかった、わかった。俺には関係ない。じゃあ、この前お前の旦那と息子に飲ませてくれって渡した水、ちゃんと飲ませ...