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652話

宋陽が席に戻ると、汪校長はすぐに彼の肩に手を置き、不敵な笑みを浮かべながら言った。

「見事な手腕だったな!宋兄の女を落とす技術には本当に脱帽だよ。さっきの杨欣は、お前に本気で惚れたんじゃないか?どうだ?気分良かっただろう?」

「これも校長のおかげですよ。こんな素晴らしいウイングマンがいれば、こんな可愛い子たちなんて朝飯前ですよ。はははは」

宋陽は満足げに唇を舐め、心地よさを感じていた。

これは単なる汪校長へのお世辞ではなく、宋陽の本心だった。

汪校長のようなウイングマンは、まさに女を落とすための必殺アイテムだった。

金も権力も名声もあり、数え切れないほどの美女を知っている。それに加えて、こ...