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625話

宋阳は本来これが汪校長の本命の彼女だと思っていたのに、まさか汪校長がこんなに簡単に自分と共有しようとするなんて??

「汪さん、冗談はやめてくれよ。これ、お前の彼女じゃねぇのかよ?」

宋阳は汪校長が口癖のように「くそ」と言うのを聞いて、つられて自分も一言罵った。

「彼女がどうした?俺の妻じゃねぇんだ。こういう尻軽女は、一緒に楽しんでこそ面白ぇんだよ!

俺とお前は好みが合うだろ?今夜、一緒に遊ばないか?」

汪校長は酒を一口飲み、ますます興が乗ってきた様子だった。

「お前のセンスはたいしたことないな。興味ないよ」

宋阳はその女に多少の興味はあった。結局のところ汪校長の側に最も長くいた女だから、...