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614話

まさに完璧な芸術品とも言える姿に、宋陽は見とれてしまった。

「だめっ!義兄さん!そんなところ見ないでっ!恥ずかしいよぉ!見ちゃダメ!んんっ!」

全身を晒してしまった柔らかな肌に、馮程程は言いようのない恥ずかしさを覚えた。義兄の熱い視線を感じ、馮程程は火照る頬を両手で覆い、緊張のあまり目を固く閉じて宋陽から視線を逸らした。

「程程、君は本当に完璧だよ…。義兄さんがどうして君への愛に耐えられるだろう?君が欲しい!たとえ全てを失うことになっても、君と一緒にいたい!愛してる!程程!本当に愛してるんだ!」

宋陽は我慢できないように唇を噛み、瞳には欲望の炎が燃え盛っていた。彼の視線は馮程程の可愛ら...