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612話

宋陽は頭に血が上り、顔を赤らめ、衝動に駆られて振り返り、馮程程を抱きしめた!

「義兄さん!何してるの!恥ずかしくないの?私はあなたの義理の妹なのよ!」

馮程程は宋陽の突然の抱擁に、たちまち顔を真っ赤に染め、柔らかな玉手で宋陽を軽く押しながらも、その仕草は叩いているようでいて、まるで甘えているかのようだった。

「いつも君が無理やりキスしてくるくせに、抱きしめちゃいけないのかい?いつも僕をからかうから、今日はお仕置きだ!」

宋陽はにこにこと身をかわしながら、突然馮程程の唇を奪った!

「んっ!義兄さん!もう最悪!んん!義兄さん!やめて!」

宋陽にキスされた馮程程はたちまち全身の力が抜け、...