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611話

「この数日間、蘇冰心に冯程程を占領されて、自分が冯程程とイチャイチャする機会もなかった。

今、蘇冰心が行ってしまえば、自分と冯程程はまた二人きりで家で過ごせるというわけだ。」

「義兄さん、私この数日間、学校に行かなきゃいけないんだ。前に言ってた、グループ就職説明会に参加するの。時間ある?」

「一緒に来てほしいんだけど」

冯程程は茶目っ気たっぷりに宋阳を見つめ、期待に満ちた表情で尋ねた。

「学校に行くって?」

宋阳は少し戸惑った。そういえば、冯程程は前に学校主催のグループ就職説明会に参加して、卒業前に進路を決めたいと言っていたことを思い出した。

しかも、冯程程はこの就職説明会をとても気にして...