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562話

「酔っぱらってるんじゃないの?夫婦何年やってると思ってるの?そんな気持ち悪いこと言わないでよ。外で女たらしてる時の口説き文句を私に使わないで!」

以前なら、夫の色欲に満ちた眼差しに陳麗珍は進んで応えていただろう。

だが宋陽と関係を持つようになってから、陳麗珍は自分の夫を見るたびに嫌悪感が増し、興味も失せていった。

今や陳麗珍の頭の中は、若くて逞しく、活力と情熱に満ちた娘婿のことでいっぱいで、もはや他のどんな男も目に入らなくなっていた…

彼女が今望むのは、宋陽との愛の逢瀬を重ね、刺激的な不倫関係を続けることだけだった。

「どうしてそんなこと言うんだ?前のことは俺が悪かった。でもあの女と...