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55話

「んっ…優しくして…馮媛がすぐそばにいるのよ!奥さんに知られたらどうするつもり?」

蕭雨柔は挑発的な眼差しで、うっとりとした瞳で宋陽を見つめ、顔には悪戯っぽい色気が満ちていた。

その色香に、宋陽は底知れぬ淫靡さを感じていた。

蕭雨柔に言われなければ、宋陽は興奮のあまり、寝室に自分の妻が横たわっていることをすっかり忘れるところだった。

だが、そう思うと、宋陽はかえって一層興奮を覚えてきた!

「怖くないのか?雨柔、俺はお前の親友の夫だぞ。俺を誘惑して、馮媛に申し訳ないとは思わないのか?」

宋陽も妖艶に、春の気配漂う淫らに喘ぐ蕭雨柔を見つめながら囁いた。

手の動きは止めず、むしろ激しく人...