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460話

「皆さん、ご協力ありがとうございます」

宋陽は微笑みながら数人に向かって軽く会釈し、それから傷面の男に近づいて言った。「兄貴、連絡先を交換しておきましょう。何かあった時に連絡が取れるようにしておいた方がいいですから」

「お前、なかなか誠意があるじゃないか、悪くない」

傷面の男はニヤリと笑いながらスマホを取り出し、宋陽と電話番号を交換した。そして振り返って宋軍の頭を軽く叩くと、手下たちを引き連れて大股で出て行った。

「どうなった？どうなったの？あの人たち、帰ったの？」

彼らが出て行くとすぐに、黄慧娟が心配そうに階段から顔を覗かせ、気遣わしげに宋軍を見つめた。

宋軍はまだ恐怖で震えており、唇...