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407話

苏冰心はこの時、目に涙を浮かべて感動し、心の中は彬彬有礼への憧れと好奇心で一杯だった。

ココ：「本当ですか？陽、陽お兄さん！本当に助けてくれるんですか？あなた…汪校長のこと、怖くないんですか？私…私、あなたに迷惑かけちゃうかも…もし…もし怖いなら…私…あなたを巻き込みたくないです…」

宋陽が予想していなかったのは、こんな時でも苏冰心が遠回しに自分を刺激し、わざと自分と汪校長の対立を煽り、挑発的な手法で自分に彼女を助けるよう仕向けていることだった。

宋陽はもちろん苏冰心の小細工を見抜いていた。ただ軽く微笑んだ後、宋陽は巧みに返答した。

彬彬有礼：「それは余計な心配だよ。汪校長なんて僕にと...