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391話

フォン・イエンイエンの質問は、実際には宋陽にとって非常に喜ばしいことだった。少なくともそれは、フォン・イエンイエンが最初の拒絶や嫌悪、警戒から、自分を好きになり、独占したいと思うように変わったことの証だったからだ。

「やっぱり…可愛いフォン・イエンイエンだね?」

反応の早い宋陽は、すぐさまフォン・イエンイエンの言葉を受けて笑いながら言った。「イエンイエン、正直に言うと、実は義兄さんが一番好きなのは君なんだ…そうじゃなければ…義兄さんはこんなに危険を冒してまで君とこうしたりしない。それに、どんなに辛くても、我慢できなくても、君に無理強いはしないだろう?」

「義兄さん、本当のこと言ってる?誰...