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352話

秦文曼の熱い口づけは宋陽の胸元から下へと這うように続き、まるで足跡を残すかのように、宋陽の肌に一つ一つ鮮やかな赤い痕を残していく。湿った舌が宋陽の下腹部でくるりと巻きつくように這い回り、そしてつるりとさらに下へと滑り落ちていった。

宋陽は頭から下へと流れる電流のような心地よいしびれを感じる。秦文曼の雪のように白い豊満な双丘が逆さまに揺れ、より一層艶めかしく、豊かに丸みを帯びて見えた。

その雪白の双丘が宋陽の太ももに擦れ、突然ぴたりと太ももに押し付けられた。

秦文曼の熱烈な口づけを目を細めて気持ちよく味わっていた宋陽は、突然目を見開き、体中が抑えきれないほど震えた。

宋陽は思わず頭を持ち...