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289話

周浩が部屋に入るなり、李若蓝に媚びるような顔で近づいてきた。その目には熱い視線が満ちていた。

先ほど宋阳によって絶頂へと導かれ、まだその余韻が残る李若蓝は、頬を紅潮させ、艶やかな唇を潤わせ、肌は桜色に染まっていた。瞳には水気を含んだ色気が宿り、見る者の春の心を揺さぶらずにはいられない姿だった。

さらに厄介なことに、周浩は突然気づいた。李若蓝の胸が、まるでカップサイズ丸々一つ分も大きくなったように見えるのだ!

もともと李若蓝の豊満な胸に執心していた周浩は、ますます欲望を抑えられなくなった。

「ほら、喉が渇いてるでしょ?バカね、早く水を飲んで喉を潤して。あなたの声、かすれてるわよ」

李若...