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15話

「宋陽はこっそりと満足げな表情の陳麗珍に目をやり、自然に彼女の妖艶な腰に手を回して言った。「お母さん、大変だったね。一人で三人の面倒を見て、僕のことまで。今は僕も家にいるから、少しは手伝えるよ」

陳麗珍は宋陽の手が自分の腰に触れているのを感じ、さらに動揺して心臓が激しく鼓動し始めた。

彼女は慌てて宋陽の手から逃れるように身を引き、小さな声で言った。

「小陽…今夜のことはもう終わりにしましょう。これからは誰も口にしないで!」

「お母さん…僕は本当に本当にお母さんのことが好きなんだ…」

宋陽は陳麗珍の側に近づき、情熱的な眼差しで彼女を見つめた。

陳麗珍は全身が小刻みに震え、このまま宋陽と関係を続...