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121話

「翔!気持ちいい!ママもうダメ!耐えられない!ママはあなたが欲しい!翔!ママが欲しい!」

陳麗珍の燃え上がる欲望が思いのままに解き放たれ、火照った身体を捩らせながら、翔の体に絡みつくように身を任せ、両脚は直接翔の太ももを挟み込んだ。

自らの足で翔の熱い脚を渇望するように擦り合わせる。

二人は我を忘れ、狂おしいまでに絡み合い、ベッドの上で存分に転がり合った。時に翔が上になり、時に陳麗珍が上になり、まるで狂気のように、甘い吐息が連なる。

激しいキスの後、翔の唇には透明な唾液が光り、陳麗珍の口元から離れる際に幾筋もの糸を引き、名残惜しげに繋がっていた。薄暗い静寂の中、二人は息を荒げながら見つ...