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106話

もう片方の手も、陳麗珍のヒップに忍び込んだ。

目を閉じ、服の裾を噛みしめながら、天にも昇るような快楽に身を委ねていた陳麗珍は、宋陽の瞳に宿る熱い欲望に全く気づかず、ただ羞恥に彩られた悦びに溺れるばかりだった。

羞恥と罪悪感がもたらす耐え難い苦しみと、体が感じる刺激的な快感の間で、彼女の心は葛藤し、矛盾し、もがき続けていた。

ついに宋陽の両手が同時に陳麗珍のショーツをつかんだ。

陳麗珍が危機を感じて我に返り、止めようとした瞬間、宋陽は突然激しく引き上げ、陳麗珍のヒップを露わにした。そして、慌てて抵抗する陳麗珍の様子も構わず、一気にショーツを引き下ろし、彼女の腰から引き剥がすように脱がせ、くしゃく...