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572話

宁凡は黙ったまま、ゆっくりと莫老の前へ降り立った。静かな眼差しで戦場を一瞥した後、最後に莫老へと視線を向け、口を開いた。「これからは私に任せてもらえますか？」

「ああ、構わん」莫老は頷き、背後に控えていた八部魔神たちは瞬く間に消え去った。彼の身体には一切の汚れもなく、血の一滴も付いていない。まるで今まさに激しい戦いを終えたとは思えないほどの姿だった。

「岳踵家主、話し合いませんか」宁凡は岳踵へと視線を向けて言った。

「宁先生と何を話し合うというのでしょうか？私たちはすでに生死を分ける敵同士ではありませんか？」岳踵の目には疲労の色が濃く滲んでいた。

「確かにその通りです。私も話し合いたい...