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533話

阵法が破られると、宁凡と不死の人は同時に、もう一つの角にある門を見つけた。それはまた別の未知の場所へと続いているようだった。

二人は目を合わせ、その門へと向かい、すぐに中に入った。中は巨大な密室だったが、すでに荒廃していた。密室の天井には、柔らかな光が瞬いていた。

「あれが龍珠か?」宁凡は頭上の柔らかな光を見上げながら尋ねた。

「間違いなければ、龍珠だろうが……」

不死の人が言い終わらないうちに、宁凡はすでに空へと飛び上がり、龍珠のある場所へと向かった。そして手を伸ばし、龍珠を掴もうとした。

力を込めた瞬間、宁凡は光から放たれる恐ろしい力を感じた。その力に弾き飛ばされ、肋骨が折れるほど...