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505話

「幕公子のご意思は、我々が何もせずに、ただ待っているだけでよいということでしょうか？」吳平たちは聞いて少し驚いた様子だった。

天一幕は微笑みながら頷き、「武象境中期の強者しかいない二つの家族なんて、私が九離閣に加わる際の、兄さんたちへの贈り物と思ってください」と笑って答えた。

吳平は苦笑いを浮かべた。さすが天一世家の公子だ！武象境中期の強者が守る勢力を、贈り物だと言い切るとは。気軽に人にあげられるものだと。他の四大家族でさえ、ここまでの度胸はないだろう！

吳平は立ち上がり、「九離閣を代表して幕公子の加入を歓迎し、また深く感謝申し上げます」と言った。

……

九離閣の屋敷内で、宁凡は二枚...