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435話

二人はこの光景を見て、思わず絶句した。あまりにも早い手のひら返しではないか。さっきまでの威圧感はどこへ?あの恐ろしいほどの威厳は?なぜ急に、こんなにも優しげな態度に変わったのか?それはいくらなんでも不自然だろう。

二人が内心で文句を言っている最中、宁凡は突然一つの小瓶を取り出し、二人に手渡した。二人が瓶を受け取ると、中には紫色の丸い丹薬が二粒入っていた。二人とも疑問の眼差しを向ける。

「これを飲め。そして明日、青蛇帮の本拠地に来い。伝えることがある。それに、お前たちに渡すものもある」宁凡は二人を見つめながら言った。

「これは何ですか?」李飞刀と郭泽力は瓶の中の丹薬を見て、首を傾げた。

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